'アウトプット練習帳'

アウトプット練習帳

アウトプットの練習をするブログ。呼んだ本や勉強内容、なんてことはない毎日について記す。まずは3回以上の更新を目標に。。

遅めの夏休みと台風18号

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気温も下がり、最近めっぽう涼しくなって来た。なので夏休みというにはいささか憚られるが、今週の三連休に加え、有給を取得して夏休みをとることにした。
思い切って5日間とったので10連休となる。その連休を用いて沖縄へ行こうということになっていた。ダイビングや美ら海に行ってまさに遅めの夏を楽しもうということで、友人達と企画していた。

 

企画していたのだが...なんと台風18号が発生したではないか。
これでは飛行機も怪しい。どうしてこうもタイミングがあわないのか、参ったものだ。もっとも9月は台風シーズンではあるのだが。

 

 

しかし、実際飛行機が飛んだとしても、現地が台風の悪天候ならできることは限られてくる。そうなった場合どうするか?

 

我々が思いついたのは宿でボードゲームをするというなんともな案であった。
ドミニオンカタンの開拓者達、カルカソンヌ、チケットトゥライド...どれも魅力的なゲームだが、沖縄に来てまで行う事ではない。カレーは好きだが,特別な時までカレーを食いたくないというかなんというか(?)

台風がなるだけ影響を及ぼさない様お祈りするしか無いようだ...

 

電験も終わり、しばらくどうしようかと考えていたが、仕事の都合でソフトウェアツールの改修を行う事となった。この情報化社会の中で恥ずかしいのだが,私のプログラミングの知識は乏しい。新しいスキル開拓のチャンスといえばチャンスなので、なんとか勉強してこのブログでアウトプットし、少しレベルアップしたい。

電験3種りべんじ

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先週末、電験3種なる試験を受験して来た。

去年も受けたのだが、1科目法規を落としてしまい不合格であった。今年こそ、ということで再チャレンジしたのである。
合格発表はまだだが、自己採点ではマークミスがなければ大丈夫なラインであったので一安心だ。別にこの資格を取ってどうにかするわけではないのだが...

難関資格として知られる電験であるが、受けた感想としては勉強すれば受かる、という至極真っ当なところであった。
しかし、この「勉強すれば」というのがくせ者で、しばしば「勉強したつもり」で終わってしまう事があるのである。私にとってそれが最も多かったのが法規だ。ゆえに去年落ちたのだと思う。

法規の条文暗記や解釈の暗記はとかく面白くない。電線の高さの規定や直径の長さ、接地場所・その特例...重要なのはわかるが、まさに無味乾燥で覚えるのが苦痛なのである。式を用いて計算導出もあるが、式をまるごと暗記するとなると少々辛い。
そういった背景もあり、去年はパラパラ眺める程度で勉強していたつもりになり、不合格となった。

 

さて今年はそうもいってられないので、一念発起し法規を"ちゃんと"勉強した。ちゃんとやってみると、法規の計算問題の式も素直に覚えられるもので、導出問題はすんなり解けるようになった。
離隔距離といった解釈数値の暗記についても、なんとか覚える事ができ、こんなことなら去年からちゃんと取り組んでおけばよかったと後悔した。

鉄板の戦略だが、法規はB問題の計算問題が高得点のため、そこから取り組むのが安心だろう。
調べるとパターンとしては限られ、だいたい以下のいずれかになるようだ。

1 許容地絡電流
2 絶縁耐力試験
3 B種接地抵抗
4 電線のたわみ,長さ
5 配線の許容電流と遮断機の免除条件
6 需要率・負荷率・不等率
7 %インピーダンス法を用いた短絡電流導出
8 金属管内の許容電流
9 架空電線の風圧加重

今年はこれらをある程度仕上げ、その後に離隔距離・高さといった数値をひたすら覚える作業に回った。

数値の暗記については、わりかし根性である。しかし、より覚えられるようにするため、問題→数値というアプローチだけでなく、数値→例というアプローチで暗記を試みた。

道路を横断する時の架空電線の高さは 6m である、という覚え方に加えて
6m という値に関連するのは 道路を横断する架空電線の高さである
という順序でも覚えるのである。

例えば以下の様に様々な数値についてランダムに問う。

・道路を横断する時の低圧架空電線の高さ 
 =>

・15m
 =>

・5.26kN

 =>

・ケーブルをちょう架するハンガの距離

 =>

・・・

無論はじめに因果関係を知らないと数字がどう関係しているかわからないので、いきなり数値から関係する施設方法を出そうとしても意味をなさない。
しかし、だいたい流れがわかり後は覚えこむ、という段階ではなかなか相性が良い勉強法である。暗記に苦労している人がいたらちょっと試してみてほしい。

 

まだ正式に受かったわけではないが、来年は電験2種に挑戦してみるつもりである。あいかわらず法規が億劫だ。。
ただ3種と違い、まとめて選択する方式ではなく、空欄を個別解答する方式なのがまだ救いかもしれない。

参勤交代

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つい最近、『超高速!参勤交代』を視聴した。

笑いあり、アクションありのわかりやすいストーリーで、老若男女向けの作品だった。
参勤交代を終えたばかりの湯長谷藩大名・内藤政醇は、老中・松平信祝の陰謀により、再度江戸への参勤を命じられる。その期間実に5日。準備を含めると移動にかけられるのは実質4日だ。湯長谷藩から江戸、つまり福島県いわき市から東京まで、実質4日で参勤するという過酷な命をどう解決するのか,というのが本作の見所である。

 

ちょっと感心したのが、本作で出てくる飛脚のルールである。
物語後半で、指定された時間まで一刻の猶予も無い時に向かい側から大名行列が来てしまうというトラブルが発生する。しかも、その行列は伊達藩・90万石を擁し、その石高は加賀藩に次いで2位の大大名である。普通ならその地位の差から湯長谷藩は道を譲り、伊達藩の大行列が通り過ぎるのを待つしか無いのだが、時間がない彼らはそうも言ってられない。なんとかできぬかと知恵を絞る。
そこで出て来たアイデアが、飛脚に扮して大名行列を通りぬけるというものである。
飛脚は江戸時代の通信インフラであり、緊急事態の伝令も担う事から幕府から大名行列を通り抜ける事を特別許可されていた。そのことを利用し、普段なら数十分は待たねばならない伊達藩の行列を通り抜けて行ったのだ。
これは常識なのかもしれないが、時代劇・アニメ・漫画でなかなか飛脚が行列を通り抜けるという場面を目にしなかったため、そういう考えが自分の頭に浮かばなかった。私の頭は、固定概念に思ったよりとらわれているらしい。

 

話を変えて参勤交代というと、諸藩が反乱を起こさぬ様、財政負担をかけさせた幕府の政策と捉えられている。
しかし、最近ではそれは副次的なもので、本来の目的は単に主従関係を明確に示すためだったという考えが主流らしい。実際、大名行列が過度に派手になっていくにつれ、幕府から”行列は分相応にせよ”という行列の人数制限のお達しがあったとのことだ。藩が倒れては元も子もない。

費用をかけてブランディングすることも大事であろうが、無い袖は振れぬ。身の丈にあったブランドが生き抜くコツである。

月いちカレー

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 (premium.photo-ac.com)

私は一人暮らしをしてから9年になるが、自炊能力は年数の割に高くない。
近くにコンビニやレストランがすぐそばにあり、深夜営業をしているために(金銭に問題がなければ)自炊せずに住むためだ。
しかし、最近括弧にある通り金銭に問題が出たので(というより貯金がより必要になったからだが)昼弁当と夜ご飯を4ヶ月継続的に料理した。

こんなに自炊が続いたのは始めてで、必要は発明の母というが、継続の母でもあるようだ。

といってももともとズボラで怠け者の性分のため、毎日おかずが変わることはなく、作り置きがもっぱらであった。買い物も面倒なので、同じ材料を使いたい気持ちもある。すなわち、一気に作れ、かつ材料もある程度被っている料理のみ作って来たのである。振り返りしたいと思ったので、4ヶ月一体何を食べて来たのかまとめる。当然ながらこの記事のトップにあるような立派ものは作っていないのであしからず。

カレー

カレーは鉄板である。
ルー一箱分使えばだいたい5日分の食事はストックでき、失敗も無いので安心のエースである。
しかし、私も人間なのでなるべくいろんなものを食べたい。何とか考えてカレーづくしにならないようにする。だが、たいして料理知識もないため、だいたい月いちでカレーとなるのだ。無念である。

カレーの優れているところは、野菜と肉と炭水化物を一気に取れるところである。
人参・タマネギ・じゃがいも・肉にご飯が一皿で食べられる。
さらに、水の代わりにトマト缶を使えば味にバリエーションが出て飽きも抑えられる。その時にオクラやナスを入れると夏っぽくて趣がある。

 

豚ニラキムチ

これは短時間で大量に作れる、大変優れた料理である。発明した人は凄い。
豚バラ肉をフライパンで焼いて、そこに酒としょうゆとキムチをいれて炒め、ついでにニラも入れると完成だ。
牛角のキムチに豚バラ肉を400gぐらいいれてニラ1束いれてわっしゃわっしゃと炒めていくと、3〜4日分ぐらいの量ができる。キムチとニラは一応野菜であるので、まあ悪くないだろうと思う。

豚ニラキムチの良いところははじめに言った様に完成までの速度である。
3〜4日分の料理がおよそ20分程度ででき、しかもだいたい美味いとくれば、作らない理由が無い。実のところ、私の自炊生活もカレーと豚ニラキムチの両輪で持っていたところもある。

 

ゴーヤチャンプルー

ゴーヤチャンプルーは沖縄地方の料理で、夏にぴったりである。
いろいろバリエーションはあるが、豚肉、豆腐、卵、そしてもちろんゴーヤを炒めるとゴーヤチャンプルーの出来上がりだ。
ゴーヤのわた抜きをしてその後塩にさらしたり、だしが必要など手間と材料がいるが、これも大量につくれる。

個人の体験としては、ゴーヤにしっかり塩をつけておくことが大事な気がする。

 

鶏肉のクリーム煮

フランスの家庭料理:鶏肉のクリーム煮もお世話になっていた。
鶏もも肉、タマネギ、人参、マッシュルーム(or適当なきのこ)、生クリーム、白ワインと今までの料理に比べたらやや面倒だが、簡単に美味しく作れるのでよく作った。

鶏もも肉にかなり塩こしょうをふって皮を下にし、少しこげつくまで(!重要)タマネギと一緒に焼く。
そしてキノコも炒めた後に人参も入れ、白ワインをいれてアルコール分を飛ばし、塩と水をいれて20〜30分蒸すのだ。その後は、具を取り出し、生クリームを入れて、オリーブオイルと小麦粉を混ぜたものをすこしずつ入れながら、あっためていく。
すこしトロついてきたら、具を戻し、からめて完成である。
白ご飯とも相性がよく、これを作るときはなかなか楽しみだった。

 

豚肉のショウガ煮

豚肉・なす・タマネギを生姜焼きの調味料で煮たのがこの料理である。
豚肉とタマネギ、なすを軽く炒めたら、醤油・みりん・酒を適当量入れ、ショウガを加えて煮て行くと完成である。

これについてはあんまり数を作らなかったが、日本酒が飲みたくなる味をしているため、日本酒が手に入ったらつまみとしたいものである。

 

楽で美味しくストックできる料理

振り返るとただ5つのレシピを回していただけで、カレーが月一なのも特におかしくもない当たり前のことであった。

それが今の5つでは心もとないので、レシピは増やしたいと思うが、何でも良い訳ではなく、特別な料理はともかく、日常の料理にはなるべく時間を使いたくないので、楽かつ美味い&大量に作れる料理が望ましい。
今後さっと大量に作れる料理の手札を増やし、食生活を豊かにしていきたい。

 

そんなことを考えながら、今日はカレーを食べる。

 

双頭の鷲

最近は本当に雨続きで参る。この間の土曜日は雷雨にあい、洗濯物が悲惨なことになっていた。天気予報を見ていたつもりでも、とにかくずっと天気が悪いから干さざるをえないという罠。

ドラゴンクエスト11が面白い

そんな天気なことと、仕事がやや空いていることもあり、ここ最近は専らドラクエ11を行っていた。堀井氏は集大成と宣っていたようだが、その分だけあり、既に100時間ほどプレイしていた(まだ裏ボスまでいっていない)。
私のドラクエプレイスタイルは脳筋主人公で物理ごり押しで、バイキルト&ルカニで全心全力斬りでダメージを出すのが好きであったが、カミュの分身&タナトスハントでもえらいダメージが出る。昔よりもコンボというか、戦略の幅が広がってきたなーと思う。

そんなドラクエだが、主人公を「悪魔の子」として誹り、その命を狙う国:デルカダールでは双頭の鷲が王国の紋章としてまつられている。現実でも双頭の鷲は紋章として用いられているが、双頭の鷲というモチーフは近代ドイツやロシアでも国章として用いられていたが、どうやらたいへん長い歴史を持つらしい。今回は双頭の鷲について、少し調べてみようと思う。

双頭の鷲の歴史

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         ウィーンの象徴 双頭の鷲 (sanamoo氏:https://www.photo-ac.com/

 双頭の鷲の確認される初出は、なんと紀元前3800年前のシュメールらしい。シュメールといえばある同人ゲームで人気を博す金ぴかチート英雄王が思い浮かぶが、彼は紀元前2600年頃の人物といわれている。
双頭の鷲はシュメールはもちろんだが、人類で始めて鉄器を用いたヒッタイトでも使用された。メソポタミア文明の礎を気づいたシュメールはどこからか来てどこかへ消えて行ったと言われるほどミステリアスな民族だが、その民族が用いていたモチーフを鉄の技術で隆盛を誇ったヒッタイトが用いる様になったのはどことなくドラマを感じさせる。

その後時がたち、双頭の鷲は13世紀の東ローマ帝国の国章となった。もともとローマ帝国では単頭の鷲が象徴であったようだが、東西に分かれたローマ帝国だが、鷲の2つの頭は東と西の支配権を意味していたとのことだ。東ローマ帝国は15世紀半ばにオスマン帝国によって滅ぼされるが、双頭の鷲はロシア、東ヨーロッパに伝わり、ロシア帝国でも採用された。

東ローマは滅びたが、西ローマ帝国神聖ローマ帝国と名を変えて生き残っていた。そして、この神聖ローマ帝国も、自国が古代ローマ帝国の後継の自負があるため、国章として双頭の鷲を採用した。神聖ローマ帝国の帝位を牛耳ったオーストリアハプスブルク家も家紋として双頭の鷲を採用した。

ハプスブルク家

ちなみにこのハプスブルク家はもともとスイス北部・フランス国境部アルザス地方の辺境諸侯であった。神聖ローマの皇帝は、選定侯と呼ばれる7人の諸侯から推挙された人物がなる。できるだけ操り人形が欲しい選定侯たちは、田舎貴族に目をつけ、初代皇帝、ハプスブルク家のルードルフ1世を推挙したのである。だがしかし、このルードルフ1世はなかなかのやり手でうまく操れなかったらしい。選定諸侯は無理難題を押しつけ、それ以外にもミュールハウゼンのような自治意識の強い都市の反発でが強かったようで、同家は東の地、オーストリアに居を移したとのことである。

神聖ローマ帝国オーストリアを中心とし、ドイツ・チェコハンガリースロバキア等広大な範囲を統治していたが、ナポレオンの台頭によって滅亡した。
以降はオーストリア=ハンガリー帝国として引き続きハプスブルク家が統治するも、ナショナリズムの高まりを受け、第一次世界大戦で瓦解し、神聖ローマ帝国の系譜は完全に断たれることとなる。

このハプスブルク家については、江村洋氏の本、「ハプスブルク家」でルードルフ1世から帝国滅亡まで各時代の皇帝が紹介されている。

双頭の鷲が象徴するもの

話が少しずれたので双頭の鷲に話題を戻そう。
シュメール時代は置いておいて、つまるところ、ヨーロッパにおける双頭の鷲というのは、古代ローマ帝国後継の象徴であり、ブランドであったらしい。イスラム共同体に押しやられていた中世では、なおさら栄華を誇った古代ローマ帝国というのはヨーロッパ人の心をとらえ、憧れがもたれていたのだろう。

ドラクエで用いられたのは、どういった意味か考えたが、あんまりうまい考えが思い浮かばない。
ただ、上記の様に双頭の鷲には歴史が有り、ブランド力もあることから、単に歴史あるヨーロピアンな強国イメージとして、デルガダールの象徴に採用されたというのは可能性のひとつとしてありうる。

ルーレットをまわしてスペクタクルショーでメタル狩りをしながら、ふとそういったことを考えていた。はやく邪神を倒さないと。。。