'アウトプット練習帳'

アウトプット練習帳

アウトプットの練習をするブログ。呼んだ本や勉強内容、なんてことはない毎日について記す。まずは3回以上の更新を目標に。。

電験3種りべんじ

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先週末、電験3種なる試験を受験して来た。

去年も受けたのだが、1科目法規を落としてしまい不合格であった。今年こそ、ということで再チャレンジしたのである。
合格発表はまだだが、自己採点ではマークミスがなければ大丈夫なラインであったので一安心だ。別にこの資格を取ってどうにかするわけではないのだが...

難関資格として知られる電験であるが、受けた感想としては勉強すれば受かる、という至極真っ当なところであった。
しかし、この「勉強すれば」というのがくせ者で、しばしば「勉強したつもり」で終わってしまう事があるのである。私にとってそれが最も多かったのが法規だ。ゆえに去年落ちたのだと思う。

法規の条文暗記や解釈の暗記はとかく面白くない。電線の高さの規定や直径の長さ、接地場所・その特例...重要なのはわかるが、まさに無味乾燥で覚えるのが苦痛なのである。式を用いて計算導出もあるが、式をまるごと暗記するとなると少々辛い。
そういった背景もあり、去年はパラパラ眺める程度で勉強していたつもりになり、不合格となった。

 

さて今年はそうもいってられないので、一念発起し法規を"ちゃんと"勉強した。ちゃんとやってみると、法規の計算問題の式も素直に覚えられるもので、導出問題はすんなり解けるようになった。
離隔距離といった解釈数値の暗記についても、なんとか覚える事ができ、こんなことなら去年からちゃんと取り組んでおけばよかったと後悔した。

鉄板の戦略だが、法規はB問題の計算問題が高得点のため、そこから取り組むのが安心だろう。
調べるとパターンとしては限られ、だいたい以下のいずれかになるようだ。

1 許容地絡電流
2 絶縁耐力試験
3 B種接地抵抗
4 電線のたわみ,長さ
5 配線の許容電流と遮断機の免除条件
6 需要率・負荷率・不等率
7 %インピーダンス法を用いた短絡電流導出
8 金属管内の許容電流
9 架空電線の風圧加重

今年はこれらをある程度仕上げ、その後に離隔距離・高さといった数値をひたすら覚える作業に回った。

数値の暗記については、わりかし根性である。しかし、より覚えられるようにするため、問題→数値というアプローチだけでなく、数値→例というアプローチで暗記を試みた。

道路を横断する時の架空電線の高さは 6m である、という覚え方に加えて
6m という値に関連するのは 道路を横断する架空電線の高さである
という順序でも覚えるのである。

例えば以下の様に様々な数値についてランダムに問う。

・道路を横断する時の低圧架空電線の高さ 
 =>

・15m
 =>

・5.26kN

 =>

・ケーブルをちょう架するハンガの距離

 =>

・・・

無論はじめに因果関係を知らないと数字がどう関係しているかわからないので、いきなり数値から関係する施設方法を出そうとしても意味をなさない。
しかし、だいたい流れがわかり後は覚えこむ、という段階ではなかなか相性が良い勉強法である。暗記に苦労している人がいたらちょっと試してみてほしい。

 

まだ正式に受かったわけではないが、来年は電験2種に挑戦してみるつもりである。あいかわらず法規が億劫だ。。
ただ3種と違い、まとめて選択する方式ではなく、空欄を個別解答する方式なのがまだ救いかもしれない。